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最近の受賞者

第59回(2026年度)MBC賞 受賞者

今年度は8月26日に選考委員会を開催し、2団体、1個人、特別賞をお一人へお贈りすることを決定しました。
表彰式は10月9日(金)城山ホテル鹿児島で行います。

団体 「合同会社さかもと」
有機玉露輸出と循環型農業の実践による地域貢献

合同会社さかもと
合同会社さかもとは40年以上前から有機茶生産に取り組み、管理する全圃場で有機JAS認証を取得している。高い技術力で希少な「有機玉露」を生産し、自社で一貫して加工や 販売を行う。収穫を一番茶に絞り、独自ブランドを確立して生産量のほぼ全量を欧米などの海外に直接、販売している。
また、地域の畜産飼料などの未利用資源を活用した高品質な「ぼかし肥料」を自社製造し、循環型農業を実現。この肥料や栽培技術を地域農家へ提供・指導して、産地の発展に 寄与している。さらに、日本初となる茶の凍霜害対策「散水氷結法」を普及させるなど、地域農業に大きく貢献してきた。
伝統を守りつつ世界を見据え、環境に配慮した持続可能な農業の未来を切り拓く同社のさらなる活躍が期待される。
(2015年設立 代表 坂元 修一郎 志布志市)

団体 「鹿児島県写真協会」
鹿児島における写真文化の発展と地域貢献

鹿屋市平和学習ガイド・調査員連絡会
鹿児島県写真協会は、鹿児島合同写真展運営委員会、それを改称した鹿児島写真団体連絡協議会を前身とし、県内でそれぞれ活動していた団体がまとまり、今年で50周年を迎える。現在は約250名の会員を擁し、毎年の合同写真展や著名写真家による講演会を通じて技術向上を図りつつ、地域の「今」を後世へ伝える活動を継続している。
現在は若手写真家の育成にも注力し、女性グループ「フォト アルテミス」の設立や50周年記念公募展なども企画。今後は写真を通じた心理療法「写真認知フォトセラピー」の概念も取り入れ、現代社会で希薄化する人々の心の豊かさを醸成する取り組みを推進している。
また、地域の人々との交流を深め、写真を通じて新たな価値を創造していくことも目指して いる。
日本の写真発祥地である鹿児島において、写真文化の発展と地域社会への貢献を力強く牽引する同協会のさらなる活躍が期待される。
(1977年設立 会長 村上 光明 鹿児島市)

個人 「松本 圭使」
音楽の息づく街へ。ジャズで挑む鹿児島発の文化創造

鹿児島中央助産院
松本圭使氏は、鹿児島を拠点に国内外で精力的な演奏を展開するジャズピアニストである。18歳で音楽の道を歩み始め、アメリカ・ニューヨーク留学を経て「地方から全国へ発信するパイオニアになりたい」という志を胸に、鹿児島を拠点に活動している。
2017年には自ら実行委員長として「鹿児島ジャズフェスティバル」を立ち上げ、市街地を舞台に数万人を魅了する国内有数の音楽イベントへと育て上げた。2022年からは学びの 場づくりにも注力し、超一流の奏者を招く「マスタークラス」やコンペティションの立ち上げ、練習支援アプリ「STUSTA(スタスタ)」の開発を通じ、都市部との教育格差の解消や若手の育成にも情熱を注いでいる。
2024年には一般社団法人「音楽の息づく街かごしま」を設立。音楽が日常に溶け込むとともに、音楽を聴きに全国から人が集まる街を目指し、地域文化の創造へ挑み続ける同氏の更なる飛躍が期待される。
(1984年生まれ 鹿児島市)

【特別賞】個人 「堤 剛」
霧島を世界的音楽の聖地へ。次世代を育む26年の軌跡

鹿児島中央助産院
堤剛氏は日本を代表する最高峰のチェリストであり、長年にわたり音楽監督として地域 および国際的な音楽文化の発展に大きく貢献してきた。2001年から26年の長きにわたり、 霧島国際音楽祭の音楽監督を務め、その国際的評価を高めた。
また、「技術的・人間的に自立した音楽家を養成する」という不変の理念のもと、マスタークラスの講師として数多くの優れた人材や次世代の音楽家を育成。自身も世界レベルの卓越した演奏で多くの聴衆を魅了し続け、2024年にはその多大な功績が認められ文化勲章を受章。2026年をもって同音楽祭の音楽監督は勇退するが、以降も名誉音楽監督として参加し、講師も継続する予定である。
その高い志は、鹿児島の音楽文化をさらに発展させる道標であり、霧島を世界的な音楽の聖地へと育て上げたその偉大な歩みと情熱に、深く敬意を表する。
(1942年生まれ 東京都)