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第47回(平成26年度)MBC賞 受賞者

団体 「農事組合法人 どんどんファーム古殿」
    地域の農業は地域で守る。荒れ地ゼロを目指す住民参加の農業経営

どんどんファーム たまねぎ収穫どんどんファーム ドレッシング加工
 高齢化による担い手不足などで地方の農業が疲弊していく中、集落の農地と農業は自分たちで守ろうと、平成17年4月に設立された県内第1号の特定農業法人である。

 農家だけでなく非農家や女性なども参加し、機械作業や軽作業、農地管理など個々の構成員が能力にあった作業に従事。農業用機械を法人から貸し出し、効率的活用を行うなど、集落全体で営農に取り組んでいる。また耕作放棄地を作らない取り組みや、負担の大きな農作業は法人が請け負うことで、高齢者も安心して農業を続けられる環境を整えている。 このほか、旬の農産物や加工品をオリジナルブランドとして製造販売するなど六次産業化も積極的に進め、法人収入は地代や労賃などとして集落に還元している。

 農業と地方の再生という鹿児島ならではのテーマに地域ぐるみで取り組み、持続可能な農村づくりのモデルケースとして高く評価される。

(平成17年設立、代表者 中間幸敏、南九州市川辺町)

団体 「NPO法人 桜島ミュージアム」
    桜島全体を博物館としてとらえ、桜島地域の活性化を目指す活動を展開

桜島ミュージアム 海から桜島を桜島ミュージアム 海岸で足湯
 桜島をまるごと「博物館」としてとらえ、桜島や火山、砂防についての調査研究や資料の収集などの事業を行い、その成果を観光や教育、地域振興、防災などに生かしている。

 平成21年に指定管理者となった桜島ビジターセンターを拠点に、通常の観光ルートとは一味違った火山見学会や砂防ダムの見学会、火山地域特有の自然を観察する自然観察会、桜島大根を栽培・収穫し、料理して食べるグリーンツーリズム、海の上から桜島を眺めるシーカヤック体験事業など、ユニークな体験型観光を数多く実施し、桜島の新たな魅力を発信し続けている。また、桜島に関する出前授業や桜島内の小・中学校の学習活動にも積極的に参加。桜島特産のつばき油の商品化は、高齢者の生きがい作りにもつながるなど、住民が愛着と誇りを持てる地域づくりに貢献している。

 桜島という素材を観光や地域活性化、学術、教育に活用するなど幅広い取り組みを行い、桜島の価値を高めている点が高く評価される。

(平成17年設立、代表者 福島大輔、鹿児島市野尻町)